人の窮乏を助く ― 我が事よりも人事を。

余幼少より敢えて招飲に赴かず。 索綯作籃(さくとうさくらん)を以って人の窮乏を助くるを楽しみと為す。 爾来孜孜(しし)として事に斯(これ)に従う。 敢えて自己の衣食を計らず。 以って今に至る。 索綯作籃とは、縄ないや籠づ … 続きを読む

足るを知る者は富者

それ世の中汝等が如き富者にして、皆足る事を知らず。飽くまで利を貪り、不足を唱ふるは、大人のこの湯船の中に立ちて、屈まずして、湯を肩にかけて、湯船はなはだ浅し、膝にだも満たずと、罵るが如し。 ――二宮翁夜話より 足るを知る … 続きを読む

積小為大(せきしょういだい) ― 平凡な事を非凡に勤める。

大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし。小積もりて大となればなり。凡そ小人の常、大なる事を欲して、小なる事を怠り、出来難き事を憂いて、出来易き事を勤めず。それゆえ、ついに大なる事あたわず、それ大は小を積んで大 … 続きを読む

人生これ儲け物 ― 1日活きれば即ち、1日の儲け、1年活きれば1年の益なり

先日、九段下に用事があり、帰りに靖国神社へ参拝しました。靖国神社には幕末・明治維新以降の戦争で、天皇・朝廷・政府側の立場で命を捧げた戦没者240万の英霊が眠っています。 明治維新、戊辰戦争から大東亜戦争まで、若い多くの命 … 続きを読む

菜根譚に学ぶ「ゆずるこころ」

経路の窄(せま)き処は、一歩を留めて人の行くに与え、滋味の濃(こま)やかなる的(もの)は、三分を減じて人の嗜むに譲る。これは是れ世を渉る一極の安楽の法なり。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田公平 狭い小みちでは、 … 続きを読む

毎日の当たり前に意識を―森信三先生に学ぶ

明治から平成にかけて活躍した、森信三先生という偉大な教育者がいます。 雑誌(致知9月号)の中で紹介されていた先生の言葉があります。 諸君は階段を昇るとき、まるで廊下でも歩くように、さらさら昇る工夫をしてごらんなさい。とい … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の十七 積善の家に余慶あり

尊徳先生は、禍福吉凶について以下のように述べています。 方位によって禍福を論じ、月日によって吉凶を説くということが昔からある。世間の人はこれを信じているけれども、そんな道理があるはずがない。禍福吉凶は、方位や月日によって … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の十六 富裕者の心得

尊徳先生は、富裕者が心得なければならないことを以下のように説いています。 「論語」に「魯の哀公が有若(孔子の門徒)にお尋ねになった。『凶作で財政が足りないが、どうしたらいいだろうか』。有若がお答えしていうには、『いっそ一 … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の十五 堯の喜び

昔、堯という中国の聖天子は国を厚く愛し、刻苦精励して国家を治めた。国民が歌った。「井戸を掘って水を飲み、田を耕してご飯を食べる。私たちは帝の力を少しも借りていない」 堯はこれを聞いて、大いに喜んだという。普通の人間なら、 … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の十四 贅沢癖は生涯の大損

尊徳先生は、以下のように贅沢は生涯の大損ということを説明しています。 いくら財産が豊かで位が高くても、質素に暮らし、 驕った贅沢な生活を家法の中で厳しく禁じておかなければならない。 なぜなら、奢侈は、欲望によって利を貪る … 続きを読む