武士道の克己―心を安らかに保つために
感情を顔に出すべからず 武士道においては不平不満を並べ立てない不屈の勇気を訓練することが行われていた。そして他方では、礼の教訓があった。それは自己の悲しみ、苦しみを外面に表わして他人の愉快や平穏をかき乱すことがないように … 続きを読む
感情を顔に出すべからず 武士道においては不平不満を並べ立てない不屈の勇気を訓練することが行われていた。そして他方では、礼の教訓があった。それは自己の悲しみ、苦しみを外面に表わして他人の愉快や平穏をかき乱すことがないように … 続きを読む
行動するサムライが追求した「品性」 武士の教育にあたって第一に必要とされたのは、その品性を高めることであった。そして、明らかにそれと分かる思慮、知性、雄弁などは第二義的なものとされた。(新渡戸稲造) 知能が優秀であること … 続きを読む
日本における孝と忠 菅原道真公に関わる物語である菅原伝授手習鑑。 父(白太夫)の主君(菅原道真)に不忠であることが許されなかった松王丸は、年端もいかぬわが子を主君の幼子の身代わりとし、「われらがいとけし倅は立派にお役に立 … 続きを読む
不名誉はその人を大きく育てる 「人を人たらしめている部分、そしてそれを差し引くと残るのは獣性しかない」という考えは当然のことと思われた。その高潔さに対するいかなる侵害も恥とされた。そして「羞恥心」という感性を大切にするこ … 続きを読む
孔子は「中庸」の中で誠をあがめ、超越的な力をそれに与えて、ほとんど神と同格であるとした。すなわち「誠なる者は物の終始なり。誠ならざれば物なし」と。 そして孔子が熱心に説くところによれば、誠は次の通りである。まず至誠は広々 … 続きを読む
礼儀作法の誤解 品性のよさをそこないたくない、という心配をもとに礼が実践されるとすれば、それは貧弱な徳行である。礼は物事の道理を当然のこととして尊重するということである。 型をなぞり、品性を保つことが礼の本質ではないとは … 続きを読む
民を治める者の必要条件は「仁」にあり 「仁」(じん)は人(じん)であり、「仁」という漢字は、人偏に漢数字の二と書きます。人が二人相親しむ意味であり、それは愛や思いやり、寛容、他者への同情、哀れみです。これらは至高の徳、即 … 続きを読む
新渡戸稲造の「武士道」を読んで学んだことをまとめていきます。 武士道の基本概念(ルーツ) 仏教・・・死生観 仏教は武士道に、運命に対する安らかな信頼の感覚、不可避なものへの静かな服従、危険や災難を目前にしたときの禁欲的な … 続きを読む