炎の陽明学~山田方谷伝~ を読んで1/3
山田方谷は、幕末期の儒家・陽明学者です。 農商の子から備中松山藩の元締役(財務大臣)にまで上り詰め、最終的には藩主より全権を任せられ、苦境にあった当時の藩政改革を見事に成し遂げた立志の人です。 内村鑑三著の代表的日本人に … 続きを読む
山田方谷は、幕末期の儒家・陽明学者です。 農商の子から備中松山藩の元締役(財務大臣)にまで上り詰め、最終的には藩主より全権を任せられ、苦境にあった当時の藩政改革を見事に成し遂げた立志の人です。 内村鑑三著の代表的日本人に … 続きを読む
119、己を恃(たの)むべし およそ、大丈夫たるものは、自分自身にある者をたのむべきで、 他人の智慧や財力、権力などをたのみにしては何ができようか。 天を動かし、地を驚かすような大事業も、すべて、己一個より造りだされるも … 続きを読む
112、欲を漏らすな 草木が生気があって、日に伸び茂るのは、草木の欲である。 草木の枝葉が伸びるにまかせれば、欲が漏れる。 だから、枝葉を切れば、生気が根に返って、幹が太くなる。 人間も身体の欲にまかせると欲が漏れる。 … 続きを読む
110、聖人は欲を善処に用う 人は欲がないわけにはいかない。 この欲が悪をする。天は既に人に善なる本性を与え、 その上にこれを乱すものとして、欲という悪を付け加えた。 天はどうして、初めから欲を与えずにおかなかったのか。 … 続きを読む
107・108・109、本性と軀殻(くかく) ここでは、人の本性は善であることを知ろうとするなら、 何故に人が悪をなすかを究める必要があると説いています。 人が悪をなすのは、果たして何のためであるか。 耳目鼻口四肢のため … 続きを読む
89、後世の毀誉(きよ) 当今の毀誉は懼(おそ)るるに足らず。 後世の毀誉は懼(おそ)る可し。 一身の得喪は慮(おもんばか)るに足らず。 子孫の得喪は慮(おもんばか)る可し。 現世で悪く言われようが、褒められようが、それ … 続きを読む
72、楽と礼 人をして歓欣鼓舞して外に暢発せしむる者は楽なり。 人をして整粛収斂して内に固守せしむる者は礼なり。 人をして歓欣鼓舞の意を整粛収斂の中に寓せしむる者は、礼学合一の妙なり。 人を喜ばせ、おどらせ、元気を外にの … 続きを読む
70、諫言二則 その一 凡そ人を諫めんと欲するには、唯だ一団の誠意、言に溢るる有るのみ。 苟くも一忿疾(ふんしつ)の心を挟まば、諫めは決して入らじ。 人に忠告しようとするには、熱誠が言葉に溢れて来るようでなければだめだ。 … 続きを読む
58、実学二則 その二 山岳に登り、川海を渉り、数十百里を走り、時有ってか露宿して寝ねず、 時有ってか餓うれども食(くら)わず、寒けれども衣(き)ず、 此は是れ多少実際の学問なり。 夫(か)の徒爾(とじ)として、明窓浄几 … 続きを読む