菜根譚に学ぶ「達人の楽しみ」
世人は心の肯(うけが)うところをもって楽しみとなし、かえって楽心に引かれて苦処にあり。 達士は心の払(もと)るところをもって楽しみとなし、ついに苦心のために楽しみを換え得来たる。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田 … 続きを読む
世人は心の肯(うけが)うところをもって楽しみとなし、かえって楽心に引かれて苦処にあり。 達士は心の払(もと)るところをもって楽しみとなし、ついに苦心のために楽しみを換え得来たる。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田 … 続きを読む
功業に誇逞(こてい)し、文章を炫燿(げんよう)するは、皆これ外物によりて人となるなり。知らず、心体は螢然(えいぜん)として、本来失わざれば、たとえ寸功隻字なきも、またおのずから堂々正々、人となるの処あるを。 参考:菜根譚 … 続きを読む
水は波だたざれば則ち自ら定まり、鑑(かがみ)は翳(くも)らざれば則ち明らかなり。 故に心は清くすべきことなし。 そのこれを混(にご)らすものを去れば、清(せい)自ら現る。 楽しみは必ずしも尋ねず、そのこれを苦しむるものを … 続きを読む
私恩を市るは、公議を扶くるに如かず。 新知を結ぶは、旧交好を敦くするに如かず。 栄名を立つるは、隠徳を種うるに如かず。 奇節を尚ぶは、庸行を謹むに如かず。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田公平 私的な恩義をおしつ … 続きを読む
意を曲げて人をして喜ばしむるは、躬(み)を直くして人をして忌ましむるにしかず。 善なくして人の誉れを致(まね)くは、悪なくして人の毀(そし)りを致くにしかず。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田公平 信念をまげて人 … 続きを読む
貧家も浄(きよ)く地を払い、貧女も浄く頭を梳(くしけず)れば、景色は艶麗ならずと雖も、気度は自からこれ風雅なり。士君子、一たび窮愁寥落に当るも、奈何ぞ輙ち(すなわ)自から廃止せんや。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) … 続きを読む
地の穢れたるものは多く物を生じ、水の清めるものは常に魚なし。 故に君子は、当に垢を含み汚を納(い)るるの量を存すべく、潔を好み独り行なうの操を持つべからず。 参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田公平 きたない土にはた … 続きを読む
肝、病を受くれば則ち目は視ること能わず、腎、病を受くれば則ち耳は聴くこと能わず。 病は人の見ざるところに受けて、必ず人の共に見るところに発す。 故に君子は罪を昭々に得ることなきを欲せば、先ず罪を冥々に得ることなかれ。 参 … 続きを読む
家はもらぬほど、食事は飢ぬほどにてたる事なり。これ仏の教、茶の湯の本意なり。水を運び、薪をとり、湯を沸かし、茶をたてて、仏にそなへ人にほどこし、吾ものむ。花をたて香をたく。みなみな仏祖の行ひのあとを学ぶなり。 千利休の南 … 続きを読む
身を立つるに一歩を高くして立たざれば、塵裡に衣を振い、泥中に足を濯うが如し。如何ぞ超達せん。世に処するに一歩を退いて処らざれば、飛蛾の燭に投じ、羝羊の藩(まがき)に触るるがごとし。如何ぞ安楽ならん。 参考:菜根譚 (タチ … 続きを読む