二宮尊徳の教え 其の七 道徳の根本

人と刃物をやり取りするときは、刃の部分を自分のほうに向けて、柄の部分を相手に向けて差し出すが、これが道徳の根本というものである。これをよく押し広めていくなら、道徳は完全なものになるだろう。人々がこのような意識を何事にも押 … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の六 明日のために勤めよ

富と貧は、もとは遠くに隔たったものではない。ただ少しの隔たりである。それを分ける根本は、ただ一つの心得にある。貧者というのは、昨日のために今日勤め、去年のために今年勤める、ということをするから、いつまでも苦しんで成功しな … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の五 農業こそが大本

すべて物の根源になるものは、必ず低く見られる。しかし、低く見られるからといって、それを軽視するのは間違いである。たとえば、家屋には、土台があってはじめて、床や書院があるようなものだ。土台は家の根源である。 さて、さまざま … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の四 はじまりの大道

神道は、まず日本がはじまって以来の「はじまり」の大道であり、皇国の根源の道である。豊葦原(とよあしはら:日本の美称)をこのように、みずみずしい稲穂の実る国、安らかな国として治められた大道である。この「はじまり」の道が、真 … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の三 水の教え・氷の教え

大道というのは、例えると水のようなものだ。よく世の中を潤して、停滞しないものである。しかし、このように尊い大道も、文字にして書物にしただけでは、世の中を潤すことなく、役立つことはない。これは例えれば水が凍っているようなも … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の二 柿を選ぶのにも

世の中を見てみなさい。一銭の柿を買うのにも二銭の梨を買うのにも、芯がまっすぐでキズのないものを選んで取るだろう。また、茶碗ひとつ買うにも、色のいいもの形のよいものを選び撫でてみて、音を鳴らして聞き、選りに選んで取るものだ … 続きを読む

二宮尊徳の教え 其の一 天理と人道は別もの

天の理とは、たとえば春は生じ、秋は枯れ、火は乾いたところにつき、水は低いところに流れる、というように毎日常に変わらないことだが、それに対して、人の道とは、毎日人の力を尽し、保護して出来上がる。従って、人の道は、天道の自然 … 続きを読む

大人物となる五つの心得 其の五 交友を択ぶ(択交友)

益友と損友を見極め、積極的に益友と関わり大切にする 交友とは自分が交際する友人のことで、択ぶとは多くの中から選び出すという意味である。同じ先生の下で学ぶ人、同郷の人、年が同じくらいの人、自分と交際してくれる人があれば、み … 続きを読む

大人物となる五つの心得 其の四 学に勉む(勉学)

優れた人物の立派な行いを習い、実行する 学とは“ならう”ということで、優れた人物の立派な行いを習い、自らもそれを実行していくことを言う。従って、先人の忠義や孝行の立派な行いを習っては、直ちにそれを慕いまねし、自分もそうし … 続きを読む

大人物となる五つの心得 其の三 志を立つ(立志)

心の向い行くところを定め、絶えずその決心を失わないよう努力すべし 志とは自分の心が向かっていく先である。一度決心したからには、真直ぐにその方向を目指し、迷わず進まなければならない。聖賢君子・英雄豪傑になろうと決意したら、 … 続きを読む