二宮尊徳の教え 其の五 農業こそが大本
すべて物の根源になるものは、必ず低く見られる。しかし、低く見られるからといって、それを軽視するのは間違いである。たとえば、家屋には、土台があってはじめて、床や書院があるようなものだ。土台は家の根源である。 さて、さまざま … 続きを読む
すべて物の根源になるものは、必ず低く見られる。しかし、低く見られるからといって、それを軽視するのは間違いである。たとえば、家屋には、土台があってはじめて、床や書院があるようなものだ。土台は家の根源である。 さて、さまざま … 続きを読む
神道は、まず日本がはじまって以来の「はじまり」の大道であり、皇国の根源の道である。豊葦原(とよあしはら:日本の美称)をこのように、みずみずしい稲穂の実る国、安らかな国として治められた大道である。この「はじまり」の道が、真 … 続きを読む
大道というのは、例えると水のようなものだ。よく世の中を潤して、停滞しないものである。しかし、このように尊い大道も、文字にして書物にしただけでは、世の中を潤すことなく、役立つことはない。これは例えれば水が凍っているようなも … 続きを読む
世の中を見てみなさい。一銭の柿を買うのにも二銭の梨を買うのにも、芯がまっすぐでキズのないものを選んで取るだろう。また、茶碗ひとつ買うにも、色のいいもの形のよいものを選び撫でてみて、音を鳴らして聞き、選りに選んで取るものだ … 続きを読む
天の理とは、たとえば春は生じ、秋は枯れ、火は乾いたところにつき、水は低いところに流れる、というように毎日常に変わらないことだが、それに対して、人の道とは、毎日人の力を尽し、保護して出来上がる。従って、人の道は、天道の自然 … 続きを読む
益友と損友を見極め、積極的に益友と関わり大切にする 交友とは自分が交際する友人のことで、択ぶとは多くの中から選び出すという意味である。同じ先生の下で学ぶ人、同郷の人、年が同じくらいの人、自分と交際してくれる人があれば、み … 続きを読む
優れた人物の立派な行いを習い、実行する 学とは“ならう”ということで、優れた人物の立派な行いを習い、自らもそれを実行していくことを言う。従って、先人の忠義や孝行の立派な行いを習っては、直ちにそれを慕いまねし、自分もそうし … 続きを読む
心の向い行くところを定め、絶えずその決心を失わないよう努力すべし 志とは自分の心が向かっていく先である。一度決心したからには、真直ぐにその方向を目指し、迷わず進まなければならない。聖賢君子・英雄豪傑になろうと決意したら、 … 続きを読む
恥を知り、恥をかくまい、人に負けまいという強い気持ちを持ち続ける 気とは人に負けまいと思う心。即ち負けじ魂であり、恥辱を知ってそれを悔しく思う気象のことである。それを振うというのは、常にそうした心を持って、その精神を奮い … 続きを読む
子供じみた甘えた心を捨て去れ 稚心とは、おさな心のことであり、すなわち子供じみた心である。遊びに熱中し、甘いものを貪り、怠け楽な方へと流される。それらは子供だから許されることであり、13、14歳といった学を志す年齢になっ … 続きを読む