「生きる」ということが難しいと思ったことは今までなかった。
むしろ、生きることは何て楽で楽しいことだろうと思って生きてきた。
なぜなら、辛い事や楽しくないことを全て見ないように、しないように生きていたからだろう。
最近、少し生きることが大変だと感じるようになった。
これは、自分にとってとても良いことだ。と思った。
ようやく「生きる」ことと向き合え始めたような気がした。
ポジティブという言葉や前向きという言葉を良く聞く。
考えなしのポジティブさと前向きさほど恐ろしいものはないなと自分を振り返って思う。
考えなければならなかった。
考えなければ。
考えるということはとても大切だった。
そのためには、考える「問題」に気付くということがもっと大切だった。
問題に気付くには、モノサシが必要だった。
モノサシは自分で作って調整して、あるいは、最初は人から与えられたり、直されたりして少しずつ正確になる。
モノサシを正確に作っていくことが問題を見つける本にあるのだと思った。
モノサシを作る。
自分なりに正確に作る。
人様から曲がってるよと言われたらまた直す。
たまに太陽にかざしてみる。
影が真っ直ぐ伸びているか確認してみる。
そうして少しづつ真っ直ぐになる。
引き出しの中に入れたまま忘れていたモノサシの存在に気付き、埃を払い、綺麗に磨いて、これからまたこのモノサシをしっかりと手に携え歩んで生きたいと思った。
モノサシとは自分自身だった。