菜根譚に学ぶ「特別を求めるよりは」
私恩を市るは、公議を扶くるに如かず。
新知を結ぶは、旧交好を敦くするに如かず。
栄名を立つるは、隠徳を種うるに如かず。
奇節を尚ぶは、庸行を謹むに如かず。
私的な恩義をおしつけるよりは、公論を支持した方がよい。
新しいひとと友人になるよりは、古い友人とのよしみをたしかなものにした方がよい。
名声を立てるよりは、かげで陰徳を施した方がよい。
並はずれた節義を尊ぶよりは、日常の振舞いを慎む方がよい。
特別に何かを求めていくより、今あるものを大切にするほうがよいと説いています。
「いまここ」というような禅の境地は知る由もありませんが、「いまあるもの」「いま行われていること」をもっともっと大切にして生活するべきだと思います。
何か特別な必要はありません。
今ある、今している、確かなことをより確かにしていきたいと思います。
| 菜根譚 (講談社学術文庫) | |
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