パティシエ 辻口博啓氏

辻口博啓氏という石川県出身のパティシエがいます。国際コンクールにおいて3度優勝。スイーツの専門店、カフェなどを複数経営しており、最近は、サマンサのジュエリーデザインやドコモの携帯デザインなど様々なフィールドで活躍しています。

辻口氏の実家は和菓子屋さんだったのですが、小学3年生の頃に友達宅で出された誕生日のショートケーキに大感動し、瞬く間に洋菓子の虜になり、洋菓子職人になることを志します。

貪欲に追求―盗めるものは盗む

高校を卒業すると、すぐに上京して住み込みで働ける洋菓子店を探します。最初は、初任給4万5千円、部屋代が1万5千円、将来お店を持つための貯金が1万円、自由に使えるお金は2万円という状態でスタートします。

職場では先輩の仕事を目で見て盗み、休みをもらう度になけなしのお金をはたいてお菓子屋巡りをして、コンクールで優勝しているようなお店ではゴミ箱もあさってその美味しさの秘訣を探ったと仰っていました。後で出てくるコンクールの話のときには、歴代の優勝者の写真を枕元において、自分とはどう違うのか考えながら寝ていたそうです。

目標を達成する熱意と気合

また、辻口氏はお金もコネもない自分がどうやったら機会を与えられるか考えたときに、コンクールで優勝するのが近道だと考えました。しかし、国内のコンクールで優勝しても状況は何も変りません。じゃ、世界だということで、フランスの国際大会に出ます。貯金をはたいて1ヶ月前から現地の安宿に泊り込みで準備を開始。安宿なので調理場が狭くて課題の準備ができないので、どうしたかというと、トイレをピカピカに掃除してそこで課題の練習をしたということでした。気が付いたら便器にもたれて寝ていたこともあるそうです。

トイレはどうかと思いますが(笑)その意気込み、熱意、気合が大切だということですね。国際コンクールで世界一になってからは、色々と仕事のオファーがくるようになり、お店を持つキッカケとなり現在に至ります。

努力の継続

寝る間も惜しんで朝から晩までお菓子一緒の生活を10年間続けると、お店を持つご縁を与えられたそうです。才能が無い自分でもひたすら努力をしたらお店が持てたということは、誰でも10年間努力をすればお店がもてるということだとも仰っていました。

―能力なんて関係ない。やるか、やらないか、それだけです。

やり続けることが一番難しい才能だとつくづく感じます。

変化し続ける―自分との戦い

有名になり、うまくいったからといってそのままでは飽きられてしまいます。時代は常に変化し続けます。だから自分も常に変化し続けることを心掛けています。と仰るように、お店の内装やメニューなども常に変えているそうです。だからこそ、今でも沢山のお客様に足を運んでもらえるのだと仰っていました。

ぶれないもの―信念と分度

色々な企業とのコラボレーションはありますが、辻口氏はぶれない志を持っています。それは、「お菓子と関係ないことはやらない」という信念です。

偉人は誰もそうかもしれませんが、自分の分度をわきまえている人が多いように感じます。分度、分限を超えたところで歯車があわなくなっていくそうです。

分度、分限を自分で見極めるのは非常に難しいように感じますが、一つは「覚悟」「決意」なのかなと思います。これでやる。これにかける。それ以外はやらないという一種のあきらめのような境地が分度を守る一つの秘訣なのかもしれません。

信念・決意を持って、努力を継続することが出来れば、道はおのずと開けてくるものだということを改めて気付かせて頂きました。

自分は辻口氏のように、死に物狂いで働けているのか…。
しっかりしなければなりません。

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)
スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です