ピンチはチャンス

危機は好機と色々言い方はありますが、成功している経営者の話には付き物です。

どんな立場の人の話しを聞いていても転機というのは、辛い状態のときにあるのだなと感じます。

どうしよう。どうしよう。と必死に考えて初めて次のステップに進むことができると皆口を揃えます。

餃子の王将の場合
今年3月期連結決算の売上高550億、経常利益62億は過去最高だったという「餃子の王将」も、大ピンチを乗り越えて健全な経営体質になったそうです。1967年にスタートした王将ですが、バブルの時代を経ている多くの企業同様、不動産投資などの本業以外の業務に色々手を染めていました。

膿を出しきる
その結果、2000年には負債は最大470億にまで膨らんでいました。これでは倒産するしかないという状態にまで追い込まれ、新経営者の大東社長は一念発起し、最初に全ての膿を出し切る決意をしました。

原点回帰
本業以外の事業への迷いも相当あったと社長は述べます。しかし、その未練を断ち切り、本業一本にしぼり、再建計画を練りました。もう一度、創業精神に返らなければならない。「美味い、安い、早い」餃子を提供しなければならない。そうやって、改めて進むべき道が明確になりました。

任せる
現在、王将は直営、FC合わせて500店舗以上あるそうですが、個店主義、店長主義をいち早く取り入れた企業でした。店長の情熱、活気、本気、やる気、こだわりが遺憾無く発揮されるようにとの配慮でした。現場の店長無くして王将無しというぐらい、店長には感謝しているし、その分多くの裁量権を与えてのびのび仕事をしてもらうという方針です。40品のグランドメニュー以外は和食、洋食、何でも提供していいというのも面白い要素でした。
本部は後方支援するのが役目であり、役者は店長でした。

こういった努力が実り、今年の決算に至ったようです。

自らも、溜まっている「膿」はないか、改善すべき悪癖はないか、日々省みる必要があります。そして、自分の目指す方向はどんなものだったか、道はそれていないか、これまた省みる必要があります。自分ひとりの場合は、自分が役者です。しかし、目指す方向が一緒の仲間が集まったら仲間が役者です。仲間を立てて自分は支援する。こういったスタンスで仕事ができると、皆が気持ち良く仕事することができるのだろうなと思いました。

月刊致知参考:致知2009年11月号

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