渋沢栄一先生から学ぶ、お金に対する心得

日本資本主義の父と呼ばれる、渋沢先生から学びたい項目の一つであります。

渋沢先生は、“論語と算盤”という著書の名からも推測できる通り、富貴(経済)と仁義(道徳)は、一致しなければならないという思想を一貫して説いており、賢いお金の儲け方を説いているのではなく、経済や事業に対する姿勢を説いています。

仁義と富貴”という章のエッセンスを取りあげてみます。

渋沢栄一一、真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものではない。
一、人の弱点として、利欲の念より、ややもすれば富を先にして道義を後にする弊を生じ、過重の結果、金銭万能のごとく考えて、大切なる精神上の問題を忘れて、物質の奴隷となりやすいものである。
一、所有者の人格如何によって、善ともなり、悪ともなるのがお金である。
一、我々は金を貴んで善用することを忘れてはならない。実に金は貴ぶべくまた賤しむべし。これをして貴ぶべきものたらしむるのは、ひとえに所有者の人格によるのである。
一、富を増やせば増やすほど、社会の助力を受けている訳だから、この恩恵に報いるに、救済事業(社会貢献)をもってするがごときは、むしろ当然の義務で、できる限り社会のために助力しなければならぬ筈と思う。

お金というものは、確かに力があるもので、決してあなどってはならない。しかし、その力に踊らされ、振り回されてはいけない。その財をもたらしてくれた国家社会のために使ってこそ、お金の価値の良し悪しが決まる説いています。

富める者の義務、ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)とはよくいったものですが、それを問われる人間になりたいものです。


論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

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