二宮尊徳の教え 其の八 根を切ったら枝葉も切る

植木を植えるときに、根を切ったら、必ず枝葉も切り捨てなければならない。
根が少なくて水を吸う力が弱いなら、根の力に合うようにしなければ枯れてしまうのである。
これは例えば、人の財産も、稼ぎが欠け、家株(その家が持つ特権、利権、地位、役職など)が減っていくのは、植え替えた木の根が少なくなって、水を吸い上げる力が減少していくことに似ている。
このようなときは、やり方を工夫して、大いに生活費用を縮小していかなければならない。

(参考:現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉

木というのは、根の部分までしか、枝葉を広げられないといいます。
根が弱いのに、枝葉は茂らないのと同じで、“収入”という根が弱っているときは、
支出”という枝葉を除かなければなりません。

稼ぎが少ないのに、大いに出費する生活をすれば、財産は日々減少して、ついには破産してしまう。
根が少ないのに枝葉の多い木が、ついに枯れてしまうのと同じである。
どうにも仕方のないことである。
暑い最中でも、木の枝を大方切り捨てて、葉も残らずはさみ取って、幹をこもむしろで包んで植えて、
ときどきこのこもむしろに水を注げば、枯れないものである。
人の財産についても、この道理が適用できる。

常識だし、当たり前のことなのですが、
意識しなければ忽ち破産の憂き目に合う大切なことだと思います。

順調に支出が増える生活を続けていくと、人はなかなか減らせないものだと聞きます。
一度上がった生活水準を落とすのは、大変なようですが、
上記の道理をよく理解できていれば、案外素直に水準を落とすことができるかもしれません。

いつでも、自分の“根”をしっかりと見極め、それに応じた“枝葉”を茂らせられれば思いました。


現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)
スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です