二宮尊徳の教え 其の四 はじまりの大道

神道は、まず日本がはじまって以来の「はじまり」の大道であり、皇国の根源の道である。豊葦原(とよあしはら:日本の美称)をこのように、みずみずしい稲穂の実る国、安らかな国として治められた大道である。この「はじまり」の道が、真の神道である。
神道が盛んに行われてから後、儒教や仏教も取り入れられてきた。神道という「はじまり」の道がまだ盛んに行われていない前に、儒教・仏教が入ってくる道理はあるはずがない。神道つまり「はじまり」の大道がまず行われて、十分に間に合うようになってから、さらに世の中に難しいことも生じて、そのときはじめて儒教や仏教も必要になってくるのだ。これはまことに疑いのない道理である。

(参考:現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉

尊徳先生はこのようにおっしゃっております。
日本は、神道、仏教、儒教の順に教えが栄えました。その際、ベースにあったのは神道であり、神道があってはじめて、仏教、儒教が成り立ったのだという風に説明しております。

例えば、嫁がないときに夫婦喧嘩はない。まだ子供が幼いのに、親子喧嘩もあるはずがない。嫁があってはじめて、夫婦喧嘩があり、子供が成長してはじめて、親子喧嘩があるのである。このときになって、儒教や仏教の教えも必要となるのだ。

秀逸な例えです。尊徳先生は、儒教なら儒教のみ、仏教なら仏教のみというように、それぞれの教えに偏らず、必要な教えを素直に受け入れ、それを世の中の役に立つよう自分のフィルターを通して取捨選択し、事に当たりました。私自信がまさにそうありたいと思う姿です。

現在私は、儒教を中心に学んでいますが、少しずつ根幹に近づくため、続いて仏教、最後に神道という順で学んでいきたいと思っております。このようにして、今日の国家があることの因を知り、恩に報いるよう、ただ学ぶだけでなく、学んだことを実生活に活かし、少しでも世の中に役に立つよう励みたいと思っております。


現代語抄訳 二宮翁夜話―人生を豊かにする智恵の言葉

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)
スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です