本当に美しいもののあり方

詩経に「錦を衣て絅を尚う(にしきをきてけいをくわう)」とあります。
錦は薄ものをすかしてこそ美しいと錦の華やかさが外に出るのをきらったものです。

そこで、君子のふみ行う道は人目を引かないで、それでいて日に日にその真価があらわれてくる。
はっきりと人目を引きながら、それでいて日に日に消え失せてしまうのではなく(表面的なのではなく)、何事も身近な地味なことから始めれば、進んで徳の世界に入ることができる。

(中庸:第十九章)

と中庸の最後の章で説かれていました。

内に省みてやましいところを持たず、心に恥じることもない。
そんな風に地道に慎んで修養し、内面をしっかりと磨きたいと思いました。

また、大学・中庸を読み終えて感じたことは、「慎む」という徳をとても重要なものとしていたことです。
今の社会で忘れがちになってしまっている徳のひとつだと思います。
日本人はこの美しい徳を元々内面に備えていることを誇りに思い、「君子は独りを慎む」とあるように、誰が見ていなくとも、自分の行いを謹んで、良心に恥じるようなことが無いよう、生き抜きたいと思いました。


大学・中庸 金谷 治

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