足るを知る者は富者

それ世の中汝等が如き富者にして、皆足る事を知らず。飽くまで利を貪り、不足を唱ふるは、大人のこの湯船の中に立ちて、屈まずして、湯を肩にかけて、湯船はなはだ浅し、膝にだも満たずと、罵るが如し。

――二宮翁夜話より

足るを知る者は富者、不足を唱ふる者は貧者。
とも言われていますが、絶妙な例えでした。

私利私欲においては屈みに屈んで足るを知り、公利公欲についてはとことん追求していくという姿勢が二宮尊徳翁の姿だったのではないかと思います。

神奈川県小田原の一百姓の長男として生まれながら、その経営能力を認められ時の藩主に認められます。地域復興に全生涯を捧げ、指導した村の数は600にも上りました。

一百姓出身でありながら、その立ち振る舞いは貴族以上の品格を漂わせていたと新渡戸稲造の「武士道」だったかにも書かれていました。

己自身は足るを知りながら、広く社会のために生きる姿勢を学びました。

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