徹底的にやる。そして、続ける。

イエローハット相談役の鍵山秀三郎先生の掃除道という本を読みました。

掃除というのは誰にでもできることです。
小学生や中学生でも必ず毎日学校でやっています。

特別な能力はいりません。

だから、小、中、高と12年間毎日やったからといって、自分に何かすごい能力がついたという人はほとんどいないのではと思います。

自分も掃除がやだと言ってさぼるわけではありませんでしたが、掃除の時間だからただ無意識的にやっていただけでした。

でも、その特別な能力なんて何もいらない掃除を徹底的にやるとどうなるか。

鍵山先生が一人で会社で始めた掃除は、「掃除に学ぶ会」として全国120箇所に活動が広がりました。

それも、「掃除は凄いよ。」と積極的に啓蒙していったのではなく、毎朝もくもくと続ける鍵山先生の背中を見た人が、一人、また一人と手伝っていき、その連鎖で全国、そして、中国、台湾、ブラジル、ニューヨークと海外にまで広がっています。

本には掃除をするとどうなるか。
そのすばらしい効果が余すことなく紹介されていました。

大分県の小学5年生の「トイレ掃除に学ぶ会」での感想文をひとつ紹介します。

それまでの掃除それからの掃除

1学期、汚くて大きな大きなプールの掃除をした。去年9月から何も手を加えていない状態で、水を抜けば辺りはミドリのコケばっかり。誰が見ても「キタナイ」と言うほどの汚れた状態だった。壁をゴシゴシ、床もゴシゴシすると、コケがどんどん取れた。何ヶ月もの汚れが、たったの2時間余りで取れ、「ほっ」とした。

今まで、学校に来るときにプールが見えると、朝から気持ちが悪くなるほど汚れていたのに、自分達でキレイにしたプールを見ると、他の人が掃除をしたのとは、カガヤキが違うような気がした。

10月28日火曜日。
5年生の掃除場所「トイレ」を今よりさらに綺麗にするため、イエローハットの方と一緒に掃除をすることになった。イエローハットの人や先生は、「トイレにも心がある。」という。だが私は、「そんなことあるものか。」と思った。

そしてそのままトイレ掃除が始まった。いきなり、イエローハットの方がこう言った。「トイレにはハダシで入りましょう。その方が気持ちが良いし、やりやすい。」私は、その言葉に驚いた。オシッコやウンチがはみ出している所もあるのに、汚すぎて入れない。だが、みんなハダシになっていたので、みんなにつられて私までハダシになってしまった。トイレに踏み込むとき、鼻がツーンとしてちょっとだけ目に涙がたまってきた。

今回のトイレ掃除は、いつもの掃除と違い、「1人1便器」を担当する。約2時間で徹底的にみがくのだ。私の担当の便器は1階の手前の女子の便器だった。

担当の便器についた。足には、もうオシッコとちょっとのウンチが付いていた。やすりでゴシゴシするが、プール掃除とは違い、なかなかアカが取れない。だからもうヤケクソにゴシゴシやっていたがちっとも取れなかった。

しかし、先生やイエローハットの方が言っていた。「トイレの心」を思い出し、「キレイになるように」と思いながらこすると「ツルッ」まるで本当に私の心が伝わったようだった。そして本当にトイレの心が分かったように思った。私は本当にビックリした。そしてまた心をこめてゴシゴシやった。するとトイレは私の気持ちに答えてくれる、その繰り返しの掃除がとても楽しくなってきた。そして楽しかった掃除も終わってしまった。トイレの掃除時間は2時間もあったのに、30分で終わったような感じがした。しかもトイレもピッカピカになっていた。

プール掃除の時のうれしさと違い、1人につき1つの便器だったから、「これは私が掃除した便器だぞー。」といううれしさだった。はっきり言って、あんなにキレイになるなんてまったく思っていなかった。短時間で何年もの汚れを取った喜びは、人には表しきれないほどのものだ。

トイレから出てみんなに会うとみんな「私(ぼく)はやったぞー!」という顔をしており、かがやいていた。

私の掃除を始める前の心は、とってもぼろぼろで汚かった。それは、掃除をする前のトイレに似ていた。だがトイレの掃除をすると私の心もみがけたような気がした。先生やイエローハットの人達が言っていたからとはちがう。これは本当に自分が思ったことだ。「トイレには心がある。そしてその心は人の思っていることが分かり、掃除をしている人と同じような心のかがやき方をする。」このことに初めて気付いた今のトイレのみんなの使い方、とてもよくなっていると思う。

が、まだまだ低学年や男の子を中心にトイレを大切にしていない子もいるようだ。だから私は、これからも精一頑張ってトイレをきれいにして、1人でも多くの人にトイレをきれいに使って欲しい。精一杯トイレをみがいていればそれを見てトイレの大切さを知ると思うから。それまでの私のトイレ掃除の態度、どちらがいいだろう。私としては、今のほうがいい。これからも色々な場所の掃除を頑張り、物を大切ににしてこころも輝けるようにしていきたいと思う。

自分の日々の気付きなんかよりもはるかに素晴らしい気付きを得ていると思います。

自分が恥ずかしくなる思いがします。

誰にでもできる掃除ですが、そこには偉大な力が隠されていました。

掃除の功徳。

1)自身洗浄(自分の心が清められる)
2)他心洗浄(他人の心まで清めることが出来る)
3)諸天歓喜す(周囲の環境が活き活きしてくる)
4)端正の業を植ゆ(周囲の人の心も物事も整ってくる)
5)命終の後、まさに天上に生ずべけん(死後、必ず天上に生を受ける)

難しいことはいいとしても、自分も毎日少なくとも仕事場の掃除だけは心がけたいと思います。

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