恩を感じる心が偉業を成す?

江戸時代後期の国学者に本居宣長がいます。
宣長先生は昼は町医者、夜は門徒への講義をしながら、深夜にかけての執筆活動で、古事記伝や源氏物語玉の小櫛、玉勝間、うひ山ぶみなどの著書を多数残しています。

宣長先生の門徒に大平という後の養子に迎えられた人物がいます。
この大平が「本居宣長は何によって偉い人になられたのですか。」という問いに対して答えた図があります。

恩頼図(みたまのふゆのず)です。
http://www.norinagakinenkan.com/norinaga/kaisetsu/onraizu.html

恩を受けた人が図の上に書いてあります。
父母や神様はじめ、学恩を受けた人物や著書など直接教えを受けずとも私淑した人物なども含まれています。

こうした「恩」「お蔭」の精神で学問に励んだからこそ、偉業を為しえたということでしょう。

宣長先生が詠んだ次の二首は伊勢の神宮会館のレストランの膳に添えられる箸袋に記されています。

たなつもの もものきぐさも あまてらす ひのおおかみの めぐみえてこそ」(玉鉾百首)
食べ物となる植物が育つのも、天照大神の恵みがあってこそだ。

あさよひに ものくふごとに とようけの かみのめぐみを おもへよのひと」(玉鉾百首)
朝夕に食事を頂けるのも、食物の神である豊受大神のお陰だということを思いなさいよ。

恩というものは計り知れないものです。
今の自分はどうしてあるのか?と問うと、次々と誰々の「お陰様」が浮かんできます。
それは、宣長先生と同様、、、と言うには憚られますが、父母あり、学恩を受けた師あり、私淑した先人あり、先人の記した書物あり。同志あり。です。

諸法無我。

私は私個人では存在しえません。
一切の縁起によって生かされていることを忘れず、恩の中に生きていきたいと思います。

参考:玉鉾百首(全首)の紹介サイト
【玉鉾百首】―前編― 【その1】
http://blogs.yahoo.co.jp/a313jyuon/2343923.html
【玉鉾百首】―前編― 【その2】
http://blogs.yahoo.co.jp/a313jyuon/2344036.html
【玉鉾百首】―後編― 【その1】
http://blogs.yahoo.co.jp/a313jyuon/2522544.html
【玉鉾百首】―後編― 【その2】
http://blogs.yahoo.co.jp/a313jyuon/2522598.html
【玉鉾百首】―余り歌―(三十二首)
http://blogs.yahoo.co.jp/a313jyuon/2565612.html

大本:http://www2u.biglobe.ne.jp/%257egln/77/7718/771851.htm

参考:致知2010年2月号

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