菜根譚に学ぶ「足すより引けば幸せになれる?」

水は波だたざれば則ち自ら定まり、鑑(かがみ)は翳(くも)らざれば則ち明らかなり。
故に心は清くすべきことなし。
そのこれを混(にご)らすものを去れば、清(せい)自ら現る。
楽しみは必ずしも尋ねず、そのこれを苦しむるものを去れば、楽しみ自から存す。

参考:菜根譚 (タチバナ教養文庫) 吉田公平

水は波さえ立たなければ自然に静まる。
鏡は曇らなければ自然に明るい。
心は無理に清くすることはない。
心を濁らすものを取り去れば、清らかさが自然に現れる。
楽しみは必ずしも外に求めなくてもよい。
心を苦しめるものを取り去れば、楽しみが自然にそこにある。

先日同様、ここでも他に何かを求めていくのではなく、本来備えている清らかさ、楽しみというものにフォーカスしています。

つくづく感じることですが、先ず最初に何かを加えたり、与えたりするよりも、不要なもの、苦しみを生むものを除くことが最優先・最重要なのだなと思いました。

今まで、加えたり、与えたりすることの多かった人生ですが、これは大きな教訓となりました。

龍樹の著、大智度論(だいちどろん)にある、抜苦与楽(大慈与一切衆生楽、大悲抜一切衆生苦)はそんな意味で私にとって衝撃的なメッセージでした。

苦しみを抜いて安楽を与える。

今思えば当たり前のことなのですが、まずは、苦しみを抜くことが肝心であり、楽は自ずとついてくるのです。与楽が最初にあると、それは単なる自己満足になりかねません。

足すより、引く。

そのことをもっと自分に馴染ませていきたいと思います。

追伸:
利益を求めるな。利益を求めるのではなく、売り上げを最大にし、経費を最小に抑える努力をする。そうすれば、利益は自ずとついてくる。」と、稲盛和夫氏が経営に関して仰っていたことを思い出しました。

これも非常に当たり前のことなのですが、完璧に実践できているか?と問われると、うーん。となってしまいます。特に、今のような不況下では、売り上げの最大化(足す)より、経費の最小化(引く)が優先されます。

足すより引く。(しつこいw)

出費も多い年末ですが、無駄遣いを減らしたいと思います。

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