高校生が感動した「論語」―佐久協

慶應高校で一番人気のある授業をする先生として、35年間漢文を担当された佐久協先生が、若者にどうやったら論語を楽しんでもらえるか工夫し、表題のタイトルの本を出版されました。

佐久先生は「大人になって社会に出、人と人との間で揉まれ苦しむとき、真に役に立つのが論語である。だが、誰もが高校の授業で一度は触れた論語を、歳を重ねて読み返したりはしない。こんなにもったいないことはない」と語ります。

自分も、高校で論語を学びましたが、授業外でそれを思い出したことは一度もありませんでしたし、漢文自体なんで今更こんなものを学ぶのだろうという程度の次元の低い認識でした。

しかし、今は確かに「もったいなかった」と思います。
当時から論語はじめ、古典の普遍性を理解出来ていたらと思いますが、残念かな全く興味を示せませんでした。

この本は現代の若者にも通じるように訳が練られています。
順番も学而第一から堯曰第二十まで原文の順で並んでいるのではなく、意味でカテゴライズされていてとても学びやすいです。
例えば「人生の目標」とか「家庭生活」とか「教育と学問」という具合です。

訳は↓のような感じです。

「弟子の冉有が『先生の説には大賛成ですが、それを実行するのは、私には力不足でできません』と言うから、『「出来ない」というのは途中までやって、ぶっ倒れた者が言うセリフだよ。お前のは、「出来ない」ではなく、「やらない」の言い訳じゃないか。自分で自分をダメ人間あつかいしているのと同じだぞ』と諭してやったよ」

他の誰かに伝えるためではなくとも、自分の中にしっかりと落とし込み、身体に馴染ませるためには、もっともっと噛み砕いて消化しなければなりません。

その一躍を担う本に出合え嬉しく思います。

追記
漢文がセンター試験の科目から外れる!?
授業から漢文が無くなる日も遠くないのでしょうか…

高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) 高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書)
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