佐藤一斎に学ぶ 全ては借り物(政治の要諦)

46、政治の要諦

佐藤一斎土地人民は天物なり。
承(う)けて之を養い、物をして各々其の所を得しむ。
是れ君の職なり。
人君或は誤りて、土地人民は皆我が物なりと謂(おも)うて之を暴(あら)す。
此(これ)を之れ君、天物を偸(ぬす)むと謂う。

土地も人民も天の賜物。
これを受けて、これを養い、
一人ひとりにその適当な地位や仕事を得せしめるのが、人君の仕事である。
ところが、人君が謝って、土地、人民は皆、自分のものだと考えて、
乱暴に扱うならば、この行為は、人君が天物を盗むものというべきだ。

このように説いています。

これは、一斎先生が当時の大名小名に対して戒めたものだと注釈がありました。
当時の大名らは自分の土地や家臣を私物化しすぎている傾向があったようです。

これは、当時の諸大名だけに言えることではなく、
現代にも置き換える事ができます。

自分一人とっても天物。他人など推して知るべしだとわきまて、
私物化しようとしている自分がいないか、よくよく注意していきたいと思いました。

人や物や機会は全て天からの賜りもの。
些細なことでも意識して、大切にしていかなければなりません。
意識や気が巡りきっていない自分を改めないといけないと思いました。


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